2011/10/02 スーパーヒルクライム2011参戦 [レース参戦記]

勢いでエントリーしてしまった感のある本イベント。
同日開催されている「グランフォンド八ヶ岳」にチームの皆様が参加されている
こともあり、今回はぼっちで寂しく参加です。実は自転車レースに一人で参加することが初体験な私。
猛烈な心細さに支配されつつ、大会当日を迎えてしまいました。

駐車場の準備が大変、みたいな事が大会HPに記載されておりましたので、
遠方から来られる方が困らないよう、会場から15kmほど離れた某駐車場を
起点に選定、そこから受付会場までウォーミングアップを兼ねて某CRを走る
事にしてみました。

程よい距離ゆえ、同じ事を考える方が他にもいるだろうと期待しておりましたが、
犬の散歩などで家族連れがたまに来るくらい・・・。
しかも何だかポツポツと雨が落ちてきたため、心細さに追い打ちをかける(汗

で、そんな憂鬱な気持ちを振り払って出発。
軽目のギヤでケイデンス高めに回しまくっていると、あっさり小田原市内に。
すっかり雨も上がって余裕が出てくると「いかにも」な自転車が至るところに
潜んでいることに気づきます。

市内の道順が良く分からなかったため、「それっぽい」集団へ勝手に合流して
引かれていると、いつの間にか箱根旧街道の入口に。
そう、この集団はレース参加者では無かったのです(汗

同じような方が他にも居らしたようで、「アレ、行き過ぎた?」と言いながら
集団から脱落してUターンする方が数名…私も慌てて戻りました。

受付会場の山の根公園に到着したのは9時半頃。
すでに参加者で賑わっていますが、取り敢えず受付を済ませて記念に一枚。

番号バレバレですが気にしません(汗

計測チップやらゼッケンやらを装着すると、気合いと共に緊張感が出てきます。
下山荷物を預けて落ち着いてくると、ちょっとお腹が痛くなってきました…。
ココに自転車を置いて用足しに行きますが、公園内のトイレは長蛇の列。


富士ヒル程では無いですが、コレは少し厳しいですね(市街地ゆえ仕方ないか)。
仕方なく並んでいると運良く?引っ込んだため、空いている小だけ済ませました。


少しだけ会場周辺を走って身体を温めてからスタート地点に向かってみると、
仮設トイレが複数ありました…でも、もう出ません(汗

ほどなく、「ロードCの方はスタートラインの方へ…」みたいな案内が聞こえて
きたため、料金所前へ並んでみます。

すると、意に反してかなり前の方に陣取ってしまいました(汗


周りのヒト達が速そうに見えて仕方がありません。
徐々に緊張感が高まる中、3番目のグループに分けられ、女性スターターの
号令で初参戦となるスーパーヒルクライムがついにスタート。

ぼっちでも、チームジャージを着用している以上は恥ずかしい走りは出来ないと、
出足こそ周りにつられてダンシングで加速しますが、スタート地点から見渡せる
範囲内であっさり失速(汗
この段階で早くも「やっぱり速かったヒト」と「そうでも無かったヒト」がハッキリして
しまいますが、私の場合はもちろん後者(汗

前者は先にスタートしたグループに追いつかんばかりのペースを維持しており、
今にも視界から消えてしまいそうな勢い。
彼らに少しでも着いて行こうと意地を見せたいところですが、初めて走るコースゆえ
ペース配分が全然分らないため、途中で脚が売り切れる事を恐れてイーブンペース
を守る作戦に専念しました。

写真はオールスポーツコミュニティーよりお買い上げでーす。

コースそのものは、やはり大会HPにある平均7%勾配に相応しい険しさ。
出だしから10%前後の登りが延々と続きます。
有料の自動車専用道路らしく路面は良好ですが、コーナーのRが緩やかであり、
ずっと先までこれから向かう苦難を見通せるため、容赦なく気力を奪います。
真のクライマーであればこのような状況こそ「悦ぶ」ものと思われますが・・・
そう言った面で、私はMっ気が少ない只のリーマンなのかも知れません。

などと考えているうちに、後続グループの速いヒト達にどんどん撃墜されていく
自分という現実に引き戻されます。
同じくらいのペースで走る3名ほどの小集団で淡々と走りますが、殆どの区間で
9~12%程の勾配を示し続けるGARMINの画面通り、さっきからずっと34×25T
で固定されています・・・時々現れる5~6%程の緩斜面で21~23Tに上げるも、
直ぐに10%の勾配に戻るため、速度維持が難しい。
私くらいの貧脚では、脚を休める区間が殆どありませんでした。

途中、救急車両がけたたましいサイレンと共に猛スピードで抜いて行かれました。
何かあったのかな?

8km程走ったところでも勾配は以前10%前後を示しており、辛さは変わらず。
一人TTだったら間違いなく心が折れていたと思いますが、他の参加者が皆、
俯きつつも前進している姿に励まされて何とか気力をキープ。

視界が開けてくると、ようやく下り基調の平坦な路面に突入。
既に脚がヤバイ状態でしたので、「踏んで加速」は出来ませんでしたが、
先日練習した「回して加速」は何とか出来たように思います。


下った後にまた登り、再び下って最後の登り、というコースをみっともなくもがき、
先の小集団の最後尾でゴール。

想像した通りのハードさでした。

公式記録:58分36秒546 (距離:13.8km)
種目順位:152位/402人
総合順位:423位/1333人

個人目標の60分切りは辛うじて達成。
今年は初参加であり、試走も出来ないコースゆえ、どのくらいで走れるか全然
分からず雲を掴むような目標でしたが、クリア出来て良かったです。

完走証を貰うと、辛かった13.8kmの道程を振り返る余裕が出てきました。
今年の記録と実走経験を元に戦術を磨いて身体を鍛え、新たなる目標設定値を
立てたうえで、来年も挑戦したいと思います。


でも曇りがちで風が強い大観山は寒かった・・・。


ぼっちでしたので、楽しそうに歓談しているグループが羨ましかったです(汗


しかし大盛況ですね!

首都圏近郊のヒルクライムイベント、しかも観光客の多い箱根でこれだけの規模の
大会を特段の問題なども無く運営遂行された大会事務局および関係スタッフの皆様
のご努力に敬服した次第です。

そんな気持ちを抱きつつ、寒さに負けて第一グループで早々に下山しました。


本大会が第3回、第4回・・・と末永く継続していきますように。


走行距離:70.3km
総上昇量:1156m
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コメント 4

しらかっぱ

こんばは~

いやぁーハードでしたねぇ
でてくる勾配の看板が10%ばかりなのは笑っちゃいましたね
それにしても、58分台とは、さすが速いですねぇ
ぼくなんか1時間4分台なんとかキープどまりですよorz

こんかいはお会いできませんでしたが、そのうちお会いできますよね!
その時は、よろしくお願いします。
by しらかっぱ (2011-10-03 23:02) 

喫茶こじろう

しらかっぱさん、こんばんわ。

クルマで登った時から薄々分かってはおりましたが、
ここまで10%勾配が続くと流石にキツかったですね。
ヤビツ峠で言えば、ずっと蓑毛区間を登っているようなもの
ですからね(汗

試走出来ない+初めて走るコースだと、ペース配分がほんと
難しいですよね、私も中盤からもうヘロヘロでした。
今年の経験を元に来年は1時間切りを達成しちゃいましょう。

ぜひ、そのうちお会いできますように!
by 喫茶こじろう (2011-10-04 21:34) 

みつお

スーパーHCおつかれさまでした。

目標達成おめでとうございます!


10%勾配が続くとはハードなコースですね!

練習で意識していたことを本番で実践するクレバーな走り
見習いたいです。

来年はぜひ一緒に参加したいですね。






by みつお (2011-10-05 01:20) 

喫茶こじろう

みつおさん、こんばんわ。
グランフォンド八ヶ岳も満喫出来たようですね。

予想通り、ターンパイクは強烈でした。
それでも、勾配はきついものの距離はほどほどですので、
自分なりのペース配分とアタックポイントさえ掴めれば、
大きくタイム短縮できそうなコースでもありました。

それだけに、普段は自転車で走れないのがイタイです・・・

たぶん、みつおさんが「悦ぶ」大会だと思いますので
来年は是非。
by 喫茶こじろう (2011-10-05 22:54) 

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